これから始まる学校生活

　朝7時に起床しすぐ出立。そのまますし詰めの電車に1時間半揺られ、到着後は18時前まで無限に脳みそだけを使い続けます。

　帰宅し諸々の家事労働を済ませる頃には21時すぎ。お風呂に入ると22時頃なので床につき、終わります。

　…

俺に…

　触るなッ！！！！！

　労働の内容が以前と違い、言うほどブルシットでは無いため耐えられなくもないのですが、奴隷もかくやという余暇時間の中で人間如きに関わっていたくはないという気分です。

　暫くはほっといて欲しい！

　とかなんとか言いつつ、月曜日は知り合いのオタクと飲酒してカラオケに行き"DAMとも"とかいう知らん人間の歌声が流れる機能で遊んだり、水曜日は派遣先の歓迎会へお招きいただいたのでドカ食いしたりしていました。行ってみると楽しいもんですね。えへへ。

で、引越し

　まだ連絡きませ～ん。正直もう熱も冷めてきています。引き続き心身は大間のマグロ。今の生活でいけんくないという事情も手伝い、2ヶ月無料とかつけてくれないと嫌だなとさえ思い始めました。なんだか下らなさも感じますし。

　何が賃貸だ初期費用だ。そんな資本主義みたいな妄想とかないよね。駅チカの部屋とか新築とか、社会のエリートだけの特権なんですよ。妄想と現実の境目がなんちゃるか、なんちゃるだけで許された僕らの桃源郷でしかありえない。自由市場なんだからこの世は全てモーマンタイ。例えば数年前の甘酸っぱい法改正は思い出すだけでもまだまだトキメキドキドキ。えっ、何すんのやめて！可愛いからって何でも許されると思うなよ卒業させないぞ！嘘ですお嬢様お許しください！！お、お嬢様今日もお綺麗ですね！駄目なのかよっ！せまっ！心せまっ！うわっ、マジっすか、こっちみんな、許して来ないでぅきゃあああああああああああ

私有財産禁止～～！！

　くだらない制度作りやがって。覚えとけや。いつか破壊してやる。この身朽ち果てても。…こういう思いが高まるとニュースでよく見る個人的にテロルをやっとる奴みたいになるのでしょうね。それもいいと決意、葱をかじり空を見上げ涙(ｼﾙ)をこぼす。初音ミク～

美少女でもないのに服を買う

　今の派遣先はカジュアルオッケー。それもいわゆるオフィスカジュアルとも違い、異常過ぎなければパーカーにジーンズでも良いという雰囲気で、スーツはむしろ浮いています。そいつはいい。しかし私はパジャマかVTuberのイラストがデッカく載っている服しか持っていません。困った。

　なので土日に5時間かけ、5つのでっかアパートを練り歩きました。結果何も買えませんでした。いかがでしたでしょうか。

　みんな服ってどこで買ってんの…？存在しなさすぎる。怖い。布から起こしているのか…？

　駅に併設されているようなパルコやらルミネやら百貨店やらは女性の服が9割ですし、それ以外はUNIQLOなどの男の乳首を目立たせたい専門家がやっている薄い服屋さんしかありません。サイアクっ。

　これについてはアンチレイヤードファッション的な性質、つまり肌着にトップスとコート以上のものは身につけたくないという性質。更にパーカー的な服も似合わない私が大いに悪いとは思うのですが、迎合したくはありません。2枚の服は1枚の服より高いんですよ。みなさんは知ってましたか？

　……仕方がないので今回は通販でハーフジッププルオーバー（？？？）のニット、同じものを2着買いました。理論的には秋から春まで全てこれで解決できるはずです。

なんかベタベタしてて嬉しいのはフランチェスカ・ルッキーニちゃんだけ

　あと最近知りましたが実は髪の毛を刈ったまま放置するのは好ましくなく、適当にでもセットしないとだめなようです。どおりでねえ。おかしいと思ってたんですよ。「なんだか頭部がベタベタしているな」とは。みんなで私を騙してたってことね。

　相当嫌々ながらも試してみると、まぁ確かに少し塗ったくるだけでかなりマシな印象にはなります。気持良くはありませんが、これで社会活動が楽になると思えば致し方ないところです*1。

　それにしてもこれだけのコストを支払い、その上果てのない外見という文化的な領野で多くの人間が切磋琢磨しているというのは改めて恐ろしすぎます。とても道具に対してかける熱意ではありません。囚人のジレンマめいている。

　今回の私のように、自分の肉体を道具として評価の俎上に載せ、それに合致する程度まで（そのしょうもなさを理解しつつ）仕方なく合わせるというのはわかります。しかし先に述べた多くの人が行っている文化闘争がどのようなモチベーションや切迫感によって駆動しているのか、私にはわかりません。

　自分の肉のことを萌えキャラだとでも思っている…そんなわけはありません。遠慮をしなければ萌えキャラやポルノのほうが良いに決まっているのだし、まさか今日日骨と皮への信仰なんか本気で持つわけもないはず。となるとやはり、他人を蹴落とす為だけの攻撃的で無意識な、ただの生存競争なのかもしれません。くだんね～

　まあ頭部に茂るケラチンの扱いも、身体を包む繊維の分別も、一度修得してしまえば終わりなので、今は我慢するとします。そのうち我慢できなくなったらその時は、共に剣を取ろう。

1：人間には外見で相手を軽視し舐めたりする習性があるが、これを防ぐことが期待できる。ここ暫く試した結果で言うと実際マシなようである。WildAnimalRacing。